Radio And The Setagaya





音と音楽と街、私の仕事を紹介します

さて、退院して姫が最初に行った場所、、、
それは、下北沢の美容院。
とにかく、髪の毛を洗いたかったのだ。
片手では、満足に髪を洗えない。

姫はもう15年くらい、同じ美容師さんにお世話になっている。
美容院に行く前に電話して、事情を説明する。
シャンプーだけではなく、カラーリングとカットもして、
すっきりしたい。
美容師さんは「今すぐおいで」と、快く引き受けてくれる。
途中で迷惑をかけないよう、痛み止めを飲み、
タクシーで下北沢に向かう。

土曜の午後、美容室は混み合っていた。
店長である担当の中沢さんは、アシスタントに指示しながら、
何人ものお客様を同時にキレイにしていく。
テキパキと働く彼女を目で追いながら、普段は買わないような、
セレブチックなファッション雑誌を捲るのも、楽しみのひとつ。
でも、自分の髪にハサミが入る時は、雑誌を置いて、
変わりゆく自分の姿を、じっくり見る。

シャンプー、マッサージをしてくれる若いスタッフも、
三角巾で吊られた姫の左腕を気遣ってくれる。
ちょっと、申し訳ない。

今回の仕上がりにも満足し、中沢さんに聞いてみる。
「しばらく不自由だから、シャンプーブローだけで来てもいい?」
「早い時間に来れる?こっそりタダでやってあげるから」

彼女もプロだから、まさかそんなことはお願い出来ない。
でも、その言葉が嬉しかった。本当に。

彼女は中免を持っていて、よくツーリングに出かけていたらしい。
で、バイクで事故って足を骨折したことも。
今は、お受験の子供を抱える働くママ。
ひとり飲みが好きなところで気があって、
ひとりで飲みに行きやすい下北沢の飲み屋の情報を交換し合う。

腕を折ったのは残念だけど、アクシデントがあったからこそ気が付く
ヒトの優しさってある。

人生に無意味なことなんてない。


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