Radio And The Setagaya





音と音楽と街、私の仕事を紹介します

シリーズ名盤Vol.5は、今井美樹です。
クラプトンとボズの後に、今井美樹かいっ!
と、突っ込まれそうですが、素晴らしいアルバムなんです。
このシリーズを始めたとき、今井美樹サウンドは絶対紹介するつもりでした。

で、紹介するのは1990年リリースの「ルトゥール」




ちょっとまったぁ。AMAZONさん、
なんで『No image』なんですかい?
こんな名アルバムを!

今井美樹のボーカルもさることながら、姫が脳天ぶち抜かれたのが、
キーボーディスト佐藤準氏のアレンジなのであ~る。

本当に、さわやかで気持ちのいいアレンジをしてくれる。
パーカッションが光っている。
音の洪水じゃない。どちらかと言えば、音数は少ない方だと思う。

そして、Musiciansの中に、ドラムやギターと同一レベルで
Synthesizer Programmingが刻まれるようになったのがこの頃だと思う。

その頃まで<打ち込み>といえば、♪テケテケテケテケ♪
Y.M.Oとか、TMネットワークでしょ?
なんて、思っていた人も多いのではないでしょうか?

違うんです。打込みって、テケテケじゃないんですよ。
生身の人間の演奏と解け合うことによって、素晴らしいサウンドを奏でる事が出来るんです。
シンセプログラマーはミュージシャンです。

なんで、軽いのにこんなにリズミカルなんだろう、と思えば、
きっと、佐藤準氏のシンセプログラマー含めたアレンジが上手かったのではないかと思う。
(生意気ですか?(^^;))

この、絶妙な打込みを(一部除く)、たっぷり味わえる計12曲。

1. ルトゥール
2. Sol y Sombra~ソル・イ・ソンブラ
3. カ・ケ・ヒ・キ・27
4. 雨にキッスの花束を
5. もっと もっと もっと
6. 幸せになりたい
7. 去年は,8月だった
8. 泣きたかった
9. 半袖
10. 冬のマーケット
11. 輝く星になって
12. 新しい街で

佐藤準さんのプロデューサーアルバムは他にもあるけど、
強いて1枚を選ぶなら、と言う事で、このルトゥール選びました。
歌詞も曲も全部好き。
「幸せになりたい」はアップテンポのリズミカルな曲だけど、
<離婚した友人が、東京に出て来て前向きに暮らし始める>と言う歌詞。
このポジティブ加減がいいじゃない。
これって、作詞作曲が上田知華さんなのよね。
あと、 KANも楽曲提供してる。

そうそう、ミュージシャン群がもう見事。
ドラムは山木秀夫さんに青山淳さん、ベースに美久月千春さん、ギターに今剛さんなど、
そうそうたるメンバー。
そして、シンセプログラミングは浦田恵司さん。
あり得ないくらい、一流ミュージシャンが集まったアルバム。

お解り頂けましたか?
シリーズ名盤に加えた理由が。

あまりにもこの今井美樹の世界が好きで、
その頃、自分でも作詞作曲に没頭していた姫は
『今井美樹でも聴きながら・・・』って、曲を作った事もあるくらいよ(笑)
(当時のサンレコマガジン、アマチュアテープTOP100にも入った<嬉)

その後、今井美樹のプロデューサーは布袋寅泰さんになります。
最初は布袋さんと今井美樹の組合せにびっくりしましたが、
ここは、布袋さんが、プロデューサーとして、
またまた今井美樹の魅力を引き出しています。
やはり、布袋さんはプロデューサーとしても、素晴らしい方なのでしょう。

だから、佐藤準さんから、布袋寅泰に変わっても、
相変わらずCDを買い続け、聴き続けています。

な~んにもしたくない日、デートの予定もない休日、
窓を開けてあくびしよう、今井美樹でも聴きながら、
一人きりを、楽しもう。